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初めに、この度総合武道誠心館のホ-ムペ-ジを作成するにあたり館長の部屋に思い出の人とその人の作品を紹介したいと思います。

造形植木


植木写真


長田翁の作品
冒頭の写真をご覧下さい。柘植の木で制作した2メ-トルもある「鷲」です。素晴らしいですね。
御殿場市板妻在住の長田翁の力作です。
県道に面した長田邸の庭にはこのほかにも鶴や亀、宝船など約20点もの作品が造られています。
日曜や祭日には県道に面しているということで見物に立ち寄る人が多く来るそうです。僕も其の中の1人です。
15年以上前になりますが、何かひきつけられるように長田邸の庭に自動車を乗り入れしばらく植木を眺めいていたところ、
後ろから「お前、何処から来たんだ」と声がかかった。
振り向いてみるとがっしりとした体格の頑固そうな老人が僕を見ていた。僕は無断で車を乗り入れて勝手に植木を見ていたわけで、
「申し訳ありません植木があまりに素晴らしかったので入ってしまいました」
と言い訳がましく言ったところ、
そうか「いいよ・いいよゆっくり見ていきな」
他人の家の庭に勝手に入り込んできたことを叱るでもなくとニコニコと笑いながら話しかけてきた。
「お前はこうゆうのが好きか?他にもあるぞ」
とまるで昔からの知り合いのように接してくれたこの人が長田翁その人でした。
長田翁と植木を見ながらいろいろ話をしているうちに、何故か。
「鶴は簡単だから作り方をおしえてやろう」
といいながら裏庭のほうに僕を連れて行った。そこには造りかけの「鶴・鶴・鶴」羽を広げたもの、閉じている鶴、夫婦鶴とその数やく20ほどの鶴のオンパレ-トであった。
「この鶴は3年目」「これは5年」「これは7年目」と一つ一つの作品を説明してくれた。どれも1年や2年で出来るものではない。
「僕には出来そうもないな」と思っていたところ、
「最初から造るのは大変だから造りかけのをやるからこれから始めろ」
と言ってくれた。僕は嬉しくなって
「ありがとう御座います、今度軽トラックでもらいに来ます。」
次の日曜日に軽トラツクで乗りつけ「3年物の鶴をもらって来た」
これが長田翁との出会いでした。それからは月に1・2回ほど長田邸を訪れ翁と話をするのが楽しみでした。
それから数年たち。ここ2年ほどは色々と用事もあり長田邸を訪れることもなかったが、何故か翁の顔が見たくなって長田邸を訪れた。呼び鈴を押して待つことしばし奥くから見慣れない若いご婦人が出てきたので、久しぶりに長田翁に会いに来たと伝えたところ、
「祖父は1年前に亡くなりました」
とのこと。翁の突然の死を知り僕はしばらく言葉がなかった。僕は気を取り直して。
「後日霊前にご焼香させていただきます」
と伝え、長田邸を後にした。帰り道何故か寂しさと不義理をしてしまった後悔が胸をしめつけていた。
後日長田邸を訪れ霊前にご焼香をさせて頂いたおり、翁のご長男氏と翁の昔話をさせいいただいた。
其の中で翁の素晴らしい作品の手入れはご長男氏が後をついで護っていくとのこと、これで翁の作品が末永く人々の目を楽しませてくれることになる、僕も又見に行くことが出来る、いや翁に会いに行くことが出来るのでたまには顔出しをしよう。
最後に長田翁のご冥福を祈ります。
植木写真   植木写真 馬 植木写真  植木写真 
 かたつむり  ポニ-  蛸の八ちゃん  鶴
 植木写真  植木写真  植木写真  
 舟  舟  舟  

植木写真   植木写真  植木写真 人 植木写真 人 
 鶴と達磨  舟と船頭  たぬき  女性

次回は館長の作品を紹介しますのでお楽しみに。


 令和元年6月 長年ご無沙汰していましたが久しぶりに長田邸にお伺いしてきました。長田翁は既になくなっていましたがお孫さんにお会い
することができました。初対面ではありましたが翁との出会いからその後の交流などを話しました。翁の作品は今でもきれいに手入れをされ
ており皆さまの目を楽しませているようです。以前、翁との会話の中でこんなに作品の手入れの話になり、
「こんなに数が多いと手入れも大変ですね」
「大丈夫だよ倅に手伝わせるから」
と言っていたのを思い出して、お孫さんにお父さんもこれだけの数を手入れするのは大変だねと話すと
「手入れをしているのは僕で父はなあんにもしていませんよ」「僕が見よう見まねで手入れをしているが大変でいくつかダメにしちゃいました」
そう言へば以前は長田邸入り口左手にあったツツジで造形した兎、亀がなくなっていた。よく見まわすと屋敷の横手にあった鶴の集団もどこぞ
に飛び立つていったのか一羽もいなかった少し寂しく感じたのはそのせいかもしれない。
しばらく話を続けたのちに、この度総合武道誠心館のホ-ムペ-ジを作成するにあたり是非長田翁の作品を紹介したいと申し入れ許可をいただき
掲載しました。次の機会には長田翁の奥様との思い出も紹介したいと思います。


 令和元年8月長雨の梅雨が開けてすぐに暑い暑い余りにも暑い、日本全国に最高気温更新記録が続いている夏が訪れた。うだるような暑さ何もやる気が起きない庭木の手入れなどまったくやる気がない、昨年の秋は稲刈りの手伝いで忙しい、冬は寒いから嫌だ、春は花見で忙しい梅雨は雨が降るから濡れるので嫌とやらない理由をつけて手入れをサボっていたら下記の写真のようなひどい状態になってしまつたのです。手入れをしなかった自分が悪い造形植木は一度形が崩れると元に戻すのは大変ですね、下の首のなくなった鶴の首を直すには4~5年くらいかかります。
昔、上司が言っていた、今日の一針明日の三針を思い出した、繕い物も気が付いた時に縫えば一針で済むが放っておくと明日は三針分のの手間暇
をかけることになる、まったく植木の手入れも同じで手抜きをした分何倍にもなって返ってきた
例年の御殿場は朝夕は涼しく快適ですが今年は朝も夕も暑い、暑い自業自得ですね。水とアイスとお菓子を用意して、これから手入れをします、


     
 我が家の荒れ放題の前庭 いつ手入れするの   いつかは手入れをしなければなりません  こうなると・・・なかなか難しい
     
 荒れ放題の帆立船というか幽霊船だね  なんとか舟に見えるかな ?  何が何だか分からない ???????
     
 なんとか鶴に見えるよね !!!!!!  鶴に見えますか? 蜘蛛の巣だらけです  しばらく放置していたら首がなくなった 鶴・・・・・

令和元年9月
9月も半ばを過ぎると少しは涼しくなって過ごしやすくなって来たので庭木の手入れをボチボチ始めましょうか。最初に手を付けたのはあの(幽霊船です)
庭の一番前にあるので目立ちます、チョキチョキと形を整えること20分何とか形になって来たよ、次は残りの舟二隻に取りかかるこれもチョキチョキと
10分位で出来上がり ♪ さあ次は・・・・・やらない ・・・・・本日の植木屋さんは終了です (^^♪ さあハサミを片付けてお茶しょ~
二日目は鶴の刈り込みに取り掛かる、いつもの通りにチョキチョキと刈り始めるとお空が急に泣き出した。急いで家に飛び込んだが後の祭りしっかりと
濡れました。刈り込みバサミを忘れたのですぐに笠をさして取りに戻ったが笠は要らなかったね、本日の天気予報は静岡県東部は晴れのち曇りところ
により雨だったが御殿場は所によりの(ところ)だったのか、長年住んでいても学習がたりないね・・・ハア~。20分足らずで雨は止んだが本日のチョキ
チョキ終了~です。この後台風が来たり雨が降ったりで植木屋さんができない日もあり全部の刈り込みが終わったのが9月末、一日30分くらいの作業
量ではしかたがないね、これでは奥さんから手間賃は貰えないよね。奥さんに手間賃がほしいといえば、(もらう気でいたの?)って言われそうだから言う
のはやめた。植木はザットだが形を造ったので、これからは少しずつ手を入れていけば数年後には良い植木になってくれるだろう、何事にも愛情をもっ
て望めば植木は応えて来れる。
かっこよく決めたところで途中経過は気が向いたらアップしていきますので気長にお付き合いください。


     
 手入れ後の前庭です、前回よりはだいぶ良く なった(自己満足)  アプロ-チを進めば首のない鶴がお出向かえします。
     
 刈り込後は良くなったが帆先が格好悪いね !  ちゃんと刈り込めば鶴に見えるのです  鶴が重なって分かりずらい・・・御免ネ・御免ネ 
     
 小型船舶免許で乗れるボ-ト   この鶴も首が駄目で首だけ作り直しです  これは何だったんでしょうか ? ? ? ? ? ?




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